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いつもチャンスではありません 2020年5月17日
おはようございます、松下です。


個人投資家の質問に答えていると、
その人の課題がすぐに分かります。


最近多い課題は、
「チャンスではないのに売買している」
というものです。


ルールの項目で言うと、
環境認識ができていません。


今の個人投資家は、
確実に、リスクを軽減して
利益を上げたいという願望を反映して、
短期売買志向の人が多くなっています。


短期売買で勝率を高くする
最も確実な方法は、
トレンドが強い環境を選んで、
ブレイクアウトでエントリーします。


今の株式市場は、
2月から3月にかけてのコロナショックからの
暴落から戻りを試す局面であり、
決して強いアップトレンド環境ではありません。


しかしこの環境下で、
勝率を高くしたい短期志向の
個人投資家が売買を始めています。


これは全く的外れな環境認識です。



第一三共<4568>のブレイクアウトが利食いになりました! 2020年5月16日
おはようございます、松下です。


私が投資助言者として執筆している
セーフリッチ株式レポートで、
今週は第一三共<4568>が
利食いになりました。


第一三共<4568>は、
3月末から5月初旬にかけて
保ち合いを形成、
保ち合いブレイクアウトの戦略で、
5/12に買いエントリー、
5/14に利食いターゲットに到達したため、
利食いとなりました。


この銘柄は、コロナショックの暴落からの
回復の上昇が、市場全体よりも早く強く、
月足と週足で強いアップトレンドが
確認されたので、推奨銘柄に選び、
うまく短期ブレイクアウトの流れに
乗ることができました。


株式投資は、
1.環境認識と銘柄選択
2.買いエントリーサイン
3.損切りポイントの決定
4.売買サイズの決定
5.利食いポイントの決定
というルールが揃って、
初めて完成し、利益を上げることができます。




損をする準備 2020年5月15日
おはようございます、松下です。


先日開催したオンライン相談会で、
事前の質問を確認しながら
気づいたことがありました。


それは、

「損をする準備ができていない」

ということです。


これを見ても、
何を言っているのか、
分からないと思います。


個人投資家は、利益を上げたいと思い、
どうやったら利益が上がるか、
どうすれば上がる株が分かるかと、
常に利益のことばかりを考えます。


当然損をすることなんか、
考えていません。


しかし実際には、
全ての売買で利益を上げることはできません。


これは、必ず損をする、
ということを意味しています。


損をするのは痛みであり、
混乱や失意を招きますので、
本来であれば事前に十分に
準備しておかなければいけません。


実生活で考えると、
これからケガをし

投資とは過去検証である 2020年5月14日
おはようございます、松下です。


昨日夜に、3回目となる
オンライン個別銘柄相談会を
開催しました。


すっかりおなじみとなった
ZOOMを使って、全国津々浦々に
お住まいの大勢の投資家と
オンラインでの相談と
レクチャーを実施しました。


いつものように事前に
個別の相談を募り、
その中から、私がアドバイスしたい
内容のレクチャーをしたのですが、
昨日のレクチャーのタイトルは、


「投資とは過去検証である」。


タイトルそのままの意味で、
投資とは過去検証の日々であり、
これを行えば利益を上げる
ことができます。


これに対して、
利益を上げられない投資家は、
過去検証を行うことなく、
今現在の価格の動きに目を奪われ、
将来の価格を予想するばかりです。


全く視点と行動が違い、
それが利益と損失の結果を分けます。




トレンドとは何か? 2020年5月13日
おはようございます、松下です。


投資では、
市場に現れるトレンドに乗れば、
勝てます。


これは紛れもない事実です。


しかし、「トレンドに乗る」と
一言でも言っても、
「言うは易し行うは難し」です。


トレンドに乗るためには、


1.トレンドを理解し

2.トレンドを認識し

3.ルールを作る

必要があります。


1のトレンドの理解についてですが、
「トレンドとは何か?」と考える時、
十分に理解できているかというと、
そうでもありません。


投資を初めて20年になりますが、
これはなかなか難しいテーマです。


未だに十分に理解できているとは思えません。



2のトレンドの認識についてですが、
「トレンドが形成された」と判断するためには、
何らかの判断材料が必要です。


テクニカル指

チャートを様々な角度から見る 2020年5月12日
おはようございます、松下です。


今、多くの投資家は、
チャートを1つの判断材料として、
日々の売買に臨みます。


売買ルールが、
完全に数値化されていない場合、
このチャートの確認は、
非常に重要になり、
時に投資の成否を分けます。


このチャートの確認ですが、
人というのは、観察対象を
見ているようで、実は全く
見えていないということがあります。


後から振り返ってみると、
「なぜここで買ったんだろう」
と理解に苦しむような場合や、
単純な見間違いなど様々です。


これを防ぐために、
1枚のチャートを、
色々な角度から見ることを
おススメします。


例えば、
ある時点のチャートを、
日足で見て、週足で見て、月足で見る。


ローソク足だけを表示して見て、
移動平均線や他のテクニカル指標を
追加して見る。


全体を

分からないままにしない 2020年5月11日
おはようございます、松下です。


昨日から、書籍
「ピーター・リンチの株で勝つ」
を読んでいます。


この本も、20年ぶりに
3回目くらいに読み返します。


当時、この本への理解は不十分で
分からないこと、自分の投資に
反映できないことがたくさんありました。


今、読み返してみると、
当時よりもはるかに深く理解でき、
参考になることがたくさんあります。


投資をしていると、
分からないことがたくさんあります。


多くの投資家は、
その分からないことを、
とことん調べることなく、
分からないままで、
何となく売買を続けます。


当然結果は思わしくないのですが、
分からないことを調べることはありません。


この習慣は早々に改善しなければいけません。


分からないことを分からないままに
売買して、損失が続いているのであれば、

検証、検証、検証 2020年5月10日
おはようございます、松下です。


私は、投資で利益を上げるための
具体的な作業として、いくつかのものを
非常に重要視しています。


その一つが、過去検証です。


過去検証とは、
過去のチャートを確認し、
分析することです。


どんな内容を確認し、
分析するかと言うと、
本で読んだ理論や売買手法、
自分が気になる値動き、
チャートパターンや値動きの
性質や法則など、気になることは
何でもです。


より詳細になると、
履歴表に売買シミュレーションの
結果を記載し、ルールや手法の
仮想の売買成績を算出し検証します。


この過去検証には、
とにかく時間がかかります。


投資に割くための全体の時間を100とすると、
そのうちの49が本を読む時間で、
50が過去検証の時間です。


つまり投資の時間の、
99%は本を読んで、
過去検証

こうやって上がる銘柄を選びます 2020年5月8日
おはようございます、松下です。


2004年12年から、15年以上投資を教えてきて、
最も多くいただく質問の一つが、

「上がる銘柄の選び方を教えてください」

という銘柄選びに関するものです。


この経験があり、昨年から、
「儲かる銘柄の選び方」という
セミナーを始めました。


大好評の中で、
定期的に開催しており、
また次も開催すると思いますので、
関心がある人は、ぜひご参加ください。


さて、この「上がる銘柄を選ぶ」
という銘柄選択ですが、
多くの投資家が誤解しています。


それは、いつも言う通り、
上がる銘柄を予想すると
思っているのです。


これは違います。


上がる銘柄を予想するのではなく、
具体的に、チャートを使い、
上がっている銘柄を確認するのです。


株式市場というのは、
全ての銘柄が同時に上がり、


過去最高利益への挑戦 2020年5月7日
おはようございます、松下です。


投資家は、常に過去最高の利益へ
挑戦し続けます。


過去最高の利益には、
色々な形があると思います。


まずは、単純に累計の利益額。


次に、年間の過去最高利益額、
最高年利もあります。


1回の売買の最高利益額や、
最高利率もありますね。


あるいは理想的な売買と言う意味の、
過去最高もあるかもしれません。


その目標は常に更新し
続けられますので、
目標が永遠に続くことになります。


慢心している暇はありません。
常に研鑽と検証の日々です。


これは、今、損をしている人でも同じです。


今の損失を少しでも取り戻し、
利益に近づけていく。


毎日は具体的な作業の繰り返しです。
この作業は、孤独に続く作業です。


マーケットの魔術師たちが言ったように、
【動画】「連休明けの国内株式市場は?」 2020年5月6日
こんにちは、松下です。


今年は、ステイホーム週間という名称になった
連休が、一旦今日で終わり、明日から
国内株式市場が再開します。


その間の米国市場の営業は4日間。


この間の米国市場の動きを確認し、
明日以降の国内株式市場の動きを
動画で展望しました。


【動画】
「連休明けの国内株式市場は?」
 

お手本となるチャート 2020年5月6日
おはようございます、松下です。


私が個人投資家を指導する時の、
確認項目の1つに、

「どんな値動きを獲りたいですか。
お手本としているチャートはありますか。」

というものがあります。


この質問をしても、
9割以上の投資家が、
その答えやお手本を持っていません。


投資について、
事前に明確で具体的な目標を持つ、
という考え方がないのです。


ただ何となく、

「上がる銘柄を買えばいい」

とだけ思っています。


これでは一生勝てません。
だから9割の投資家は損をしてしまいます。


自分が手に入れたい、
乗りたい価格の動きを、
過去の様々な銘柄の値動きの中に探して、
それをお手本にする。


お手本にするからには、
そのチャートの特徴や、
なぜその値動きが作られたのか、
原因となる材料を考え、
常にそれを現在の市

投資の神様バフェット氏も大きく損をしたようです 2020年5月4日
おはようございます、松下です。


昨日のニュースで、
投資の神様ウォーレン・バフェット氏が
経営する投資会社バークシャー・ハサウェイが、
5兆円超の赤字を出したと伝わりました。


さすがの投資の神様も、
このコロナショックの災禍を
事前に読むことはできません。


NYダウ平均株価がこの期間に約38%、
S&P500指数が約35%下落したことを
考えると、上記のバークシャー・ハサウェイ
の赤字は、まだましだと思います。


バフェット氏の判断は、
投資していた航空会社株を
売却するというものだったようです。


その上で、
「米国の成長を止めることはできない」
と今後の米国経済への強気と、
投資姿勢を鮮明にしたと伝わっています。


投資の神様も、
個人投資家も、
市場の中での存在は同じであり、
市場に合わせて淡々と
投資を続けていかなければなりません。

次の買いチャンスの準備をしましょう 2020年5月3日
おはようございます、松下です。


株価の動きには、
一定のパターンがあり、
そのパターンと時期に合わせて、
投資戦略や売買チャンスがあります。


サイクル論では、そのパターンが
非常に分かりやすく説明されており、
サイクル論を理解することで、
投資戦略と売買チャンスを明確かつ
具体的に準備することができます。


そのパターンは、
サイクルという長期の上昇と、
それに合わせた調整の下落という、
一対の上下動の完成で理解します。


長期の上昇も、短期の小さい上昇から
始まり、徐々にその上昇が長くなります。


長い上昇の中には、
それに合わせた相応の調整の
下落を挟みながら続いていき、
それら途中の下落も、
短く小さいサイクルを形成しながら、
徐々に大きいサイクルを形成します。


この長期上昇やサイクルの形成の中で、
様々な投資戦略が組み立てられ、
売買チャンスが展

【動画】「Sell in Mayで二番底への下落はあるのか?」 2020年5月2日
こんにちは、松下です。
昨日から5月に入りました。


毎年この時期になると、
“Sell in May”「株は5月に売れ」という
市場の格言が取りざたされます。


特に今年は、コロナショックの二番底懸念と
重複するため、市場の注目が高いです。


さあこの5月に、二番底への下落があるのか?
動画で解説しましたのでご覧ください。


【動画】
「Sell in Mayで二番底への下落があるのか?」

損失よりも大きな利益を上げる 2020年5月2日
おはようございます、松下です。


2月末から始まったコロナショックの
暴落により、多くの投資家が
損失を被りました。


その規模とスピードは、
桁違いでしたが、
これも市場です。


損をした投資家は、
それ以上の利益を
上げなければいけません。


損失以上の利益を上げる。
それがいつも投資に求められます。


だから投資家は、
具体的に損失を取り返すだけの、
利益の材料や根拠を持たなければいけません。


しかも、市場の値動きは、
「ブルとベア」に例えられるように、
利益を上げるのは、非常にゆっくりで、
損失を被るのは、急激で速いという
性質ももっています。


これからコロナショックの損失を
取り返すのは、時間をかけて
じっくり取り組まなければいけませんん。


損失に対して忍耐が必要で、
利益を上げるのにも忍耐が必要です。


値動きに合わせて売買するのではありません 2020年5月1日
おはようございます、松下です。


投資を取り巻く大きな勘違いの1つに、

「値動きに合わせて売買する」

という考え方があります。



例えば、今回のコロナショックの
暴落のような場合は、


1.暴落の前に暴落を察知して空売りを行い、
暴落が起こってから利食い、


2.市場がパニックに陥っている
行き過ぎの安値で買い、


3.トレンドが徐々に立ち上がってくると、
新しいトレンドを利用して買う、


4.さらにトレンドが強い局面になれば、
短期ブレイクアウトやデイトレを行う、


といった具合です。


こんなことできません。
これをやっているトレーダーはいません。


利益を上げている投資家/トレーダーが
行っている売買は、自分が最も得意とする、
狙う値動きを一つだけ決めて、
その狙い通りの値動きになるのを待って、
その時が来

【動画】「日経平均株価は前回高値切り上げ、売買高も拡大!」 2020年4月30日
こんにちは、松下です。


本日の日経平均株価は反発、
前回4/17高値を切り上げました。


しかも今日は、売買高が増えており、
この点がこれまでの上昇と違います。


米国で、コロナウイルス肺炎治療薬の
候補として、レムデシビルに良い効果が
確認されているようで、市場が
好感しています。


この後二番底があるのか、
感染の第二波があるのかは
誰にも分かりません。


その不透明な環境の中で、
市場は買っているということです。


自分の買いについてよく考えてみましょう。


【動画】
「日経平均株価は前回高値切り上げ、売買高も拡大!」

上がる銘柄を予想しても一生勝てません 2020年4月30日
おはようございます、松下です。


今から19年前の2001年、
投資を始めたばかりの私は、
上がる銘柄を懸命に予想しようと
していました。


その材料は、
せいぜい新聞や雑誌です。


そうやって1年半の間、
懸命に予想を続けても、
さっぱり当たらずに1,500万円を
失っていました。


その後、利益を上げるように
なって行ってきたことは、
上がる銘柄を予想することではなく、
自分の戦略に合った環境の銘柄を選び、
買いタイミングを選び、
損切りポイントに到達すれば損切りし、
利食いポイントに到達すれば利食い
することでした。


この過程で、上がる銘柄を
予想することは一切ありませんでした。


株式投資で奮闘する投資家は、
2001年の私と同じように、
懸命に上がる銘柄を予想しようとします。


その予想が当たっても外れても、
利益を生むことはあ

二番底はあるのか? 2020年4月29日
おはようございます、松下です。


コロナショックの暴落の安値から、
日米両株式市場ともに、
はや1か月、安値の切り上げが
続いています。


この間、市場の内外で、
様々な可能性が言われています。


V字回復、U字回復、
L字回復、W字回復
などなどです。


その中でも、特に注目を
集めている話題が、
今後二番底を試すのか、
というものです。


今の上昇は一時的なもので、
どこかでまた下落が始まり、
3月下旬の安値を試す、
もしくは切り下げる下落が
起こるのかどうか。


二番底を試すなら、
それを確認してから
買いたいですし、
二番底がないなら
早く買いたい。


それが投資家の今の大きな関心事です。


今後、二番底があるのかどうか、
それは分かりません。


相場とはいつも分からないものです。


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